top of page

Method

業績改善の具体的方法論

自分のホテル旅館のデータベースを作る

ホテル旅館の経営・運営に於いて、営業データが重要であることは言うまでもありません。

各ホテル旅館では、PMSから出力される帳票、独自で集計したExcelなどによるデータ等、様々なスタイルで活用し、大切な資料として保存されていると思います。

 

このことについて、今回は一つの考え方を申し上げます。営業データは、中途半端に集計や加工を施したものを保存蓄積するのではなく、一番平板なプリミティブ(原始的)なレベルのもので保存蓄積し、それを我が館のデータベースとすることをお勧めします。

手元に蓄えられたデータベースさえあればどのような切り口の分析や、どのような範囲の集計値も即座に算出することが出来ます。特に宿泊や料飲に於いては、日次でデータベース化することをお勧めします。

 

例えば、宿泊部門では、部屋タイプ別に、販売室数・人数・収入 → 稼働率(OCC)・客単価(ARPP)・室単価(ADR)・同伴係数(DOR)・室あたり収益(RevPAR)。(※ 矢印以降の指標は前半の3つですべて計算できる値です。) また、宿泊プラン別、「宿泊日-予約日」のリードタイム、地域別、年齢層別、男女子供別、等々。

料飲部門では、営業時間帯別に、組数、人数、F売上、B売上、付帯売上、計算値として回転率、F客単価、B客単価、付帯客単価、等々。

宴会部門は、どちらかと言うと、不特定多数の来館を伴うビジネスではなく個々の顧客との結びつきが強いビジネスなので日次ベースまでの必要があるかどうかは断言しづらいところですが、宴席名、宴席目的、部屋名、人数、FBRSの売上、等々、ということになります。

また、デイリーということは「曜日」も自動的にぶら下がります。

 

コツとしては、1行につき1情報のフォーマットとします。そうすれば、如何様にでも並べ替えたりフィルターをかけたり、縦軸を集計することができます。また、PCのモニター上では表組のレイアウトなどは一切気にしない、レイアウトを整えるのは紙の書類として印刷する時だけです。

また、残念ながら、ExcelあるいはPMSから抽出したCSVなどのデータは平面、すなわち横軸(x)と縦軸(y)しか無く、z軸はありませんので、一表で整理しきれない場合はいくつかに分冊する必要があります。

 

「そんなこと、PMSから必要なデータを抽出すれば、直ぐに出来る」というご意見もあるかもしれませんが、もしそうであれば、どのみち数分で終わる作業ですので、日次あるいは週次単位のルーチン作業にしてみませんか? 月次でどさっとやっつけても良いと思います。

大切なことは、上述の繰り返しですが、「一番平板なプリミティブ(原始的)なレベルのものをデータベースとして保存蓄積する」ということです。

例えば、上手くない例えですが、宿泊部門でダブルルームにお泊りのお客様は、どのプランを予約する傾向があるか?とか、どの地域の方は何のプランを予約する傾向があるか?などを見たくなったり考えたくなったりするのは年に1回もあるかどうかだと思います。でも、何かの議論の際にこのようなニッチな傾向値を見たくなることはあるものです。そう言った時にも便利ですし、「〇〇のような傾向値を検証したいけど、集計作業が大変そうだからそれは無しに議論を進めよう」などということを防ぐことができます。

DXということ

  〇仕事のやり方、商売のやり方を変えると言うこと。例えばセールス日報。

bottom of page